和温療法とは〜施術の流れ
WAON THERAPY
和温療法とは
全身を気持ちよく温める「和む・温もる」療法で、平成元年(1989年)に開発し、これまで数多くの臨床及び基礎研究を積み重ね、科学的根拠に基づいて確立された日本初の革新的治療法です。
和温療法の効果発現の機序の一つに、全身の血管内皮から血管拡張物質の一酸化窒素(NO)の合成酵素が著明に発現することを、遺伝子レベルおよび蛋白レベルで証明しています。
それ故、血管内皮機能は著明に改善し、血管新生作用、抗動脈硬化作用、血管の若返りがもたらされます。
その結果、各臓器への血流が促進され、全身の細胞に十分な酸素と栄養が届けられることで代謝が亢進され病気が快復します。
慢性心不全に対する「和温療法」は、2010年日本循環器学会の治療ガイドラインにクラス1(積極的に推奨)として記載。
2012年高度先進医療(先進医療B)として承認され、令和2年(2020年)慢性心不全に対して、新規保健収載されました。
痛みや我慢を強いることのない和温療法は、治療そのものが心地よく笑顔をもたらす治療法です。
和温療法の特徴
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安全で副作用の心配がなく、優しい全身的・全人的治療法です。
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2
心地よい発汗をもたらし心身をリラックスさせ、気分・顔色・食欲・睡眠等を改善します。
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血管内皮から“一酸化窒素(NO)”を著明に発現して血管機能を改善し、全身の血管を拡張し、抗動脈硬化作用を発揮します。
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生活習慣病の血管機能を改善し、高血圧・糖尿病等のコントロールに有効です。
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心臓から大動脈に送り出す血液(心拍出量)を増加させ、脳~足先まで全身の細胞に酸素と栄養をしっかり届けます。
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6
自律神経機能を是正し、交感神経活性を抑制、副交感神経活性を亢進します。
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体を調節している神経体液因子(各種ホルモン)の分泌を改善します。
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生体の防御因子であるヒートショック蛋白(HSP)を産生し、全身の細胞を強化し、免疫機能を高めます。
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老化促進因子の活性酸素を消去するスーパーオキサイドデイスムターゼ(SOD)を産生します。
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運動困難な方や体が不自由な方も安心して受けられる治療法です。
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未病の状態からの回復や予防、健康長寿を推進する治療法です。
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介護の必要な高齢者や重症の病気の方に「福音」をもたらす治療法です。
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以下のような難治性疾患に効果を発揮します。
慢性心不全、閉塞性動脈硬化症(下肢虚血)、慢性疲労症候群、繊維筋痛症、唾液分泌不全、術後腸閉塞、冠攣縮狭心症、潰瘍性大腸炎、慢性閉塞性肺疾患、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症 等。
和温療法の会員制診療の
ご案内
会員には個人会員・家族会員・法人会員があります。
かかりつけの医師や医療機関がある方は、各種検査や投薬はこれまで通り主治医の先生にしていただきます。
和温クリニック東京では「和温療法」を施行して、症状の経過を主治医の先生に提供し、評価資料にしていただきます。主治医のいない方や特定の医療機関のない方は、必要に応じて最適の医療機関、ご希望の専門医をご紹介いたします。
入会ご希望の方は「和温クリニック東京」へお問い合わせください。
こんな方に和温療法を
お奨めします
A難治性疾患をお持ちの方
- 拡張型心筋症や虚血性心疾患で心不全症状のある方
- 閉塞性動脈硬化症で下肢疼痛・冷感・しびれのある方
- 慢性疲労症候群や繊維筋痛症、慢性疼痛で日常生活に制限のある方
- シェーグレン症候群に伴う唾液分泌不全で言語障害や嚥下困難のある方
- 慢性閉塞性肺疾患で運動能力の低下した方
- 潰瘍性大腸炎や術後腸閉塞で症状の増悪を繰り返す方
- その他、種々の治療を受けるも治療抵抗性で難渋している方
B予防、未病対策、健康長寿を望む方
- 加齢に伴う軽症認知機能低下で、症状の改善や進行の抑制を望む方
- 生活習慣病で血管機能低下のみられる方
- 冷え性や更年期障害で血行不全のある方
- 食欲不振、不眠、うつ気分、運動制限で気持ちいい発汗の機会のない方
- 責任ある立場・地位にある方の早期回復と健康長寿を望む方
- 血管年齢の若返り(抗動脈硬化)を望む方
- 加齢による脆弱や筋肉量低下のみられる方
施術の流れ
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1.入室前の準備
会員には個人会員・家族会員・法人会員があります。
かかりつけの医師や医療機関がある方は、各種検査や投薬はこれまで通り主治医の先生にしていただきます。
和温クリニック東京では「和温療法」を施行して、症状の経過を主治医の先生に提供し、評価資料にしていただきます。
主治医のいない方や特定の医療機関のない方は、必要に応じて最適の医療機関、ご希望の専門医をご紹介いたします。 -
2.和温療法器へ入室
医療専用の和温療法器に入室し、全身を15分間温めます。
和温療法器の室内は天井から足元までほぼ均等の60℃になるように設定されています。 -
3.安静保温
15分間の和温浴後に、30分間の安静保温をします。
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4.水分補給・測定
30分間の安静保温後、発汗量に見合う水分を飲用(補給)し、血圧・心拍数を最後に測定します。